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カモンイスのイスにするか迷った 一浪理系B2が酒とか音楽とか受験の話をするブログ

計算ミスを減らしていきたい

塾講師をしていて思うことの一つに、どの生徒も計算ミスが多すぎるというのがあります。僕も高3になって受験勉強をし始めるまではそこそこ多かったのですが、ちゃんと勉強を始めてからはかなり計算ミスを減らすことができたので、いくつか計算ミスを減らす方法についての個人的な考えを書きます。

検算をする

はい。「そういうのんじゃなくて」と思うかもしれませんがやっぱ大事です。計算ミスを「無くす」ではなく「減らす」としてあるのは、無くなりはしないと考えているからです。ある程度まではミスの数を減らすことは可能かと思いますが、最終的にはミスったときに修正できるかが大事です。修正の一番の基本は検算やと思ってます。ただしポイントがあって、かなり短い間隔で検算するってことです。これの良いと思う点は、即座に修正ができるということです。あとあと計算をなぞっていて割と序盤でのミスに気付いたときの絶望感はすごい。僕は本番の入試では各変形ごとに検算を挟みましたが、これで3個くらい計算ミスを防ぐことができました。

時間がかかりすぎるのではと思うかもしれませんが、一回で完璧に合わせようと時間をかけるよりも、素早く計算を済ませてからそれが正しいか判断する方が最終的にはかかる時間もミスも減るんじゃないかと思います。まぁ実際のところ試験時間との兼ね合いはあると思いますが。

あと、計算の種類によって話が変わってくると思います。複雑な数値計算は一回目の計算を比較的丁寧に行うべきなのかなという気がします(結局検算においても全く同じ計算をすることになると思うから)。

何を計算をしているか意識する

接線を

y-f(a)=(x-a)f'(x)

とするミスをした生徒が何人かいます。こういう人は、接線を求めているのに明らかに直線でないものを表す関数が出てきていることにどこかで気づかないといけない。指数関数のグラフの接線とx軸の交点を求めるはずが、指数関数と多項式の混ざった謎の方程式を解くハメになって「分かりません」とか言ってくる。分かりませんという前に明らかに何かがおかしいことに気が付いてほしい。

何を目指して計算しているか意識するのは、計算ミスを防ぐためというより受験数学をやる上でとても重要なことと思うので実践してみてください。

真剣にやる

一番言いたいのはこれかもしれない。もっと本気で計算に取り組む、そうすれば最初に言った検算とかは勝手についてくると思います。試験本番で各変形で検算したと言いましたが、それもちょっとでも不安なら一回じゃなく何回か繰り返してやりました。真剣にやるとはこういうことだと思います、検算をするのは形式的なものでなく計算を合わせるためだから計算が合ったと確信するまでやる。元はというと僕も「検算するぞー」って積極的に意識して検算を取り入れたわけじゃなくて、真剣に点を取りにいった結果勝手にやってました。何となく計算するから間違えるし間違えても気づかない、本番だけ本気でやるってのは難しいと思うから普段から意識しなさいね。

まとめ

偉そうに言ってるけど塾講師のときしょっちゅう計算ミスってんだな